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さくらこ

目じりの小じわだってチャーミング!

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#人生 #美しさ

目じりの小じわ、嫌ですよね~。
普段は気にならならなくても笑ったりしたときに不意に現れるその姿。
これはもう女性の(最近は男性もかな?)敵以外何者でもない…。
そう思っている方は多いのではないでしょうか。
私もそう思っていました、ある方との出会いまでは。

その日、ひょんなことから母親の同窓会についていく羽目になった私は、憂鬱でしょうがない気分で過ごしていました。
だって、母親の同窓会なんてついてって私にどう振舞えというのかって、思いますよね、普通。
そんな私を横目に嬉々としておでかけ準備にいそしむ母。
なんと楽しそうな表情だろう。
母のこんな表情は今までなかったかもしれない。
そう思った私はなんとなく、ますます憂鬱な気分に襲われました。
だって、普段家族といるときには母親が見せないような表情を、これから私が知らない人たちと会うことを思って見せているのですから。
もちろん、家庭生活が不穏ってわけではないんですよ。
どちらかといえば幸せいっぱいという感じの家庭だと私個人としては思ってますし、ご近所からの評判もそんなに悪くない(ハズ)ですから。
でも、憂鬱な気持ちは次第に不安へと変化していきました。
もしかして、母は同窓会で初恋の人なんかに再会することを思ってときめいちゃってるのかも知んない。
ミドルが同窓会で再会した初恋の人とフォーリンラヴなんてドラマあるじゃないですか。

そんなことを一人悶々と思っていた時です。
「実はあんたに合わせたい人がいるんだ」と母は言いました。
「えっ?」
先ほどのような不安を抱いていた私は、お尻が座布団から浮き上がるくらいビックリしてしまいました。
「なによ、大げさにビックリしちゃって。だからさ、あんたに合わせたい人がこれから行く同窓会にいるのよ。すっごいステキな人だよ」
「えっ?ステキ?それってつまり…(汗)」
私は動揺のあまり、それ以上の言葉が出てきませんでした。

現場に到着し、いよいよ覚悟を決して会場に入ると、入り口の前に立っていたおばさまたちの一人が母に気付き小走りに駆け寄ってきました。
遠目にも明らかに他とは異なる存在感を放っている方でした。
その方は
「○○ちゃん!久しぶり~、あいかわらず美人だね~」と言って、母に思い切り抱きつきました。
次に、その光景をあっけに取られて見ていた私の存在に気付くと、
「この子が言ってた子?やっぱりあんたそっくりで美人だね~」と言って、今度は私に思い切り抱きついてきました。

私から言わせれば、その方の方が母や私よりずっとずっと美人だったけれど、なによりチャーミングだったのは、その満面の笑顔にあらわれた目じりのシワでした。

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最終更新日:2016-01-13 23:28

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